メールの送信時にエラーが発生する

Windows XP Professional with SP2 の Outlook Express 6.0 で、メールを作成して送信しようとするとエラーが表示される。

ここまではよく聞く話なのだが、肝心のエラー内容が一切不明。本来であればメールサーバからの応答メッセージやエラー番号などが表示されるのだが、その項目がまったくの空白。しかも、メールサーバのログでは正常に送信が完了しており、送信先のメールアドレスにもメールは到着する。

OE の設定を確認したりするうちに、ふと送信済みアイテムフォルダに一通もメールが存在しないことに気が付く。OE の保存先フォルダにある 送信済みアイテム.dbx ファイルは 2GB を超えているというのに。

もしやと思い、OE のオプションから「[送信済みアイテム] に送信メッセージのコピーを保存する」のチェックを外し、メールを送信してみると、今度はエラーなく送信が完了した。

推測だが、メールサーバとの通信が正常完了し、メールを送信トレイから送信済みアイテムにコピーする際に、送信済みアイテム.dbx のファイルサイズがあまりに大きくなってしまったために書込みすることができず、エラーが表示されたのではないだろうか。

対処としては、OE を一旦終了し、送信済みアイテム.dbx をリネーム。その後で OE を起動し、上記のチェックをつけた状態でメールの送信を実行して、エラーなく送信が完了することを確認した。なお、送信済みアイテム.dbx は OE の起動時に自動的に再作成される。

OE の .dbx ファイルは、1GB を超えたらフォルダ分けしてこまめに分割するかメールを削除して、フォルダの最適化を実行した方がよさそうだ。