バックアップ開始時に SCSI Error が messages に出力される

NetVault 7.1.1 でバックアップジョブを実行している時間帯に、/var/log/messages ファイルに以下のようなログが出力されていることがある。

Aug 30 00:00:00 linuxsv kernel: SCSI Error: (0:5:0) Status=02h (CHECK CONDITION)
Aug 30 00:00:00 linuxsv kernel: Key=8h (BLANK CHECK); FRU=00h
Aug 30 00:00:00 linuxsv kernel: ASC/ASCQ=00h/05h ""
Aug 30 00:00:00 linuxsv kernel: CDB: 08 00 00 04 00 00 - "READ(6)"

BakBone 社のサポート情報を見たところ、以下のような技術情報を発見。

NVT00110 : OSメッセージログに出力されるBLANK CHECKについて

これによると、HBA ドライバがログを出力しているが、NetVault の動作としては問題ないらしい。

メディアの状況にもよりますが、READ処理を行った場合にBLANK CHECKの応答があると、HBAドライバがOSのメッセージログに上記メッセージが出力されます。メッセージの出力の有無は、ご使用のHBAドライバに依存します。詳細はご利用のHBAドライバのドキュメント等をご確認下さい。

上記はSCSIのエラーとしてログに記載されますが、NetVaultの動作上問題はありません。

そもそもこのエラーに気が付いたのは、バックアップログを眺めていたときに File 'messages' in flux during backup という警告を発見したからだった。メッセージの内容から、バックアップ取得中にログ出力があったものと考えて messages ファイルの該当時間をチェックしたところ、SCSI Error を発見。

対処としては、NetVault の動作が問題ないのなら、ということで、File 'messages' in flux during backup を無視・Check for files being modified during backup のチェックを外す・/var/log/messages をバックアップ対象から外す、の三択。