DO_NOT_REMOVE_NtFrs_PreInstall_Directory がスキップされる

Active Directory のドメインコントローラな Windows Server 2003 Standard Edition with SP1 で、VERITAS Backup Exec for Windows Servers 10.0 を使用してバックアップを取得すると、以下のようなログが表示されることがある。

ディレクトリ C:\WINDOWS\SYSVOL\domain\DO_NOT_REMOVE_NtFrs_PreInstall_Directory が見つからないかアクセスできませんでした。
ディレクトリに含まれるすべてのファイルまたはサブ ディレクトリはバックアップされません。
ディレクトリ C:\WINDOWS\SYSVOL\sysvol\domain.local\DO_NOT_REMOVE_NtFrs_PreInstall_Directory が見つからないかアクセスできませんでした。
ディレクトリに含まれるすべてのファイルまたはサブ ディレクトリはバックアップされません。

この場合は、Symantec の Web サイトにある以下のドキュメントを参考に対処すればよい。

Backup jobs fail with the error "The directory or file was not found, or could not be accessed." when backing up DFS folders with replication turned on.

それによると、DO_NOT_REMOVE_NtFrs_PreInstall_Directory ディレクトリはバックアップの必要がないので、バックアップ対象から外すことで回避するようだ。

ちなみに、NTBACKUP でも同様の症状が発生する場合があるらしく、Microsoft の Knowledge Base に対処方法が記載されている。

"The Backup Completed, but Some Files Were Skipped" Message When You Try to Back up the System State Files on a Windows Server 2003 Domain Controller

こちらの場合の対処は、有料サポートによる Hotfix の提供。でも、SP1 に含まれているように見えなくもない。